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コラム

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スポーツジムの電気代を削減するには?高騰の原因から節電対策、電気契約の見直しまで解説

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 スポーツジムを運営するうえで、電気代は避けて通れないコストです。照明やエアコン、トレーニングマシンが一日中稼働するため、オフィスや飲食店よりも多くの電力を消費します。
 昨今は燃料費の高騰で電気料金も上がっており、対策を後回しにすると経営に響きかねません。
 この記事では、スポーツジムで電気代が高騰する理由から現場でできる節電の工夫、電気契約プランの見直しまで解説します。

電気代が高くなる原因

 スポーツジムの電気代は、施設の構造や営業形態にコストが上がりやすい理由があります。ここでは主な原因を解説します。

照明・エアコンの長時間稼働

 多くのスポーツジムでは、照明と空調が常に稼働しています。また、利用者が快適に動けるよう、広いフロアを一定の温度に保ち続ける必要があります。人が少ない深夜や早朝も、防犯上の理由から全館点灯を維持せざるを得ません。こうした長時間稼働の積み重ねが、電気代を押し上げています。

トレーニングマシンや付帯設備の電力消費

 電動マシンは動いているときだけでなく、待機状態でも電力を使い続けます。
 主な設備の消費電力の目安は以下の通りです。

  • 電動トレッドミル:1台あたり1〜3kW程度
  • 業務用エアコン:機種により3〜10kW以上
  • 照明設備:蛍光灯換算で数十〜数百W

 台数が増えるほど、待機電力による負担は月単位でも無視できない金額になります。

季節変動による使用量の増加

 夏は冷房や除湿の稼働が強まり、冬は暖房やシャワー給湯、浴室加温などで使用量が増えます。プール付きの施設の場合は、夏冬に限らず通年で加温コストが発生します。真夏と真冬にそれぞれ電力使用のピークを迎えるため、年間を通じて電気代が高止まりしやすい構造になっています。

現場でできる節電対策

 大きな設備投資をしなくても、日々の運用を見直すだけで電気代を抑えられます。今日から取り組める方法を紹介します。

照明のLED化と消灯の徹底

 LED照明への切り替えは、節電効果が出やすい省エネ対策のひとつです。蛍光灯と比べて消費電力を半分程度まで抑えられるうえ、器具の寿命も長いためメンテナンスの手間も減らせます。

導入する際は、全館を一度に切り替えようとせず、使用頻度の少ないスタジオや多目的ルームから順番に進めると効率的です。更衣室やトイレ・廊下など滞在時間が短いスペースには、人感センサーを組み合わせると効果的です。使っていないエリアの点灯を自動で制御できるため、消し忘れによる無駄も抑えられます。

エアコンの温度管理とフィルター清掃

 エアコンは、設定温度を1℃調整するだけで、消費電力が数%変わるとされています。トレーニング中の利用者は体温が上がっているため、やや高めの設定でも不満が生じにくいでしょう。フィルターが詰まると運転効率が大きく落ちるため、定期的な清掃も欠かせません。2週間に1回清掃するだけでも、数%の節電効果が期待できます。
 日々の運用でおすすめの対策は次のとおりです。

  • 月1回程度のフィルター清掃
  • 扇風機・サーキュレーターの補助活用
  • 営業開始前の予冷・予熱時間を短くする

 設定温度の調整とフィルター管理は、費用をかけずにすぐ始めることができます。

マシンの待機電力を減らす

 利用者がいない時間帯や、使用しないマシンがある場合は、主電源を個別に切るようにしましょう。なかでもモニターや制御基板は常に電力を消費し続けています。次のような運用ルールを設けると、消し忘れを防ぎやすくなります。

  • 閉店チェックリストにマシン電源オフを明記する
  • 受付パソコン・モニターにスリープタイマーを設定する
  • 使用頻度の低いゾーンの照明・空調を時間帯で管理する

 1台ずつの差は目立たなくても、フロア全体で積み上げると月々の請求額に反映されてきます。トレッドミルを10台稼働させている店舗であれば、年間で数万円規模の開きが生じることもあるでしょう。

設備更新によるコスト削減

 運用の工夫だけでは限界があるため、次に具体的な施策を紹介します。設備を新しくすることで、固定費を根本から下げる方法も存在します。

省エネ空調への入れ替え

 10年以上前のエアコンを使用しているのであれば、最新モデルの購入を検討しましょう。最新機種は効率が大きく向上しており、旧型よりも高い省エネ効果を持つものもあります。設備更新は電気代を減らすうえで費用対効果が高い施策です。補助金などを活用すれば、初期費用を抑えて導入できます。

電子ブレーカーで基本料金を抑える

 電気料金には、使った電力量のほかに基本料金が加わります。この基本料金は、過去30分間の最大使用量をもとに算定されるため、ピーク時の消費量を抑えることが固定費削減につながります。電子ブレーカーを導入すると、契約電力を実際の使用状況に合った値に引き下げられます。使用量を変えずに基本料金が下がるため、小規模店舗ほど高い効果を得ることができます。

断熱対策で室温を保つ

 窓ガラスへの断熱フィルム貼り付けや遮光カーテンの活用も、有効な対策です。大型の窓がある店舗では外気温の影響を受けやすく、断熱性を高めるだけでエアコンの稼働時間が短くなります。室温を安定させることで、利用者の快適さとコスト削減を同時に進められます。

契約プランの見直し

 日々の節電だけでなく、電力契約そのものの見直しもおすすめです。固定費を賢く下げるポイントを解説します。

店舗規模に合った料金プランの選択

 電気料金のプランは、大きく低圧電力と高圧電力に分かれます。低圧電力は契約電力50kW未満の小口契約、高圧電力は50kW以上の大口契約です。月間の電力使用量や契約容量によって、どちらが適切かが変わります。
 小規模なパーソナルジムや無人ジムでは低圧電力が一般的です。一方、複数フロアを持つ総合型クラブでは、高圧電力のほうがトータルコストを抑えることができるでしょう。現在の契約が施設の規模と合っていないのであれば、見直しだけで削減につながることがあります。

ピーク電力の管理

 電気料金の基本料金は、30分間の最大使用量をもとに決まります。ピーク時間帯に複数の大型設備が同時稼働すると、この値が上昇し、翌年度の基本料金の基準が引き上げられます。デマンド値を抑えるための工夫は次のとおりです。

  • マシンの一斉起動を避け、時間差で電源を入れる
  • エアコンと大型設備の稼働タイミングをずらす
  • デマンドコントローラーを導入してリアルタイムで管理する

 使う量を減らすのではなく、同時使用を分散させることが料金を抑えるポイントです。

新電力への切り替え

 2016年の電力自由化以降、新電力会社からも電力を調達できるようになっています。新電力会社の多くは、大手よりもリーズナブルな料金プランを用意しています。
 スポーツジムのように電力消費量の多い施設は、単価が下がるだけで月々のコスト削減効果が出やすくなります。切り替えの際は、料金プランに加えてサポート体制・解約条件も合わせて確認しましょう。新電力への切り替えは、設備を変えることなく支出を見直せる手段のひとつです。

まとめ

 電気代を下げるには、現場での節電と電気契約プランの見直しを組み合わせることが大切です。まずは料金明細を確認し、どこに使用量が集中しているのかを見てみましょう。浮いた費用をサービス向上や設備投資に回すことで、顧客満足度の向上にもつながります。
 アドバンス・キドでは、低圧・高圧どちらの契約にも対応した新電力プランのご提案をしています。使用状況をもとにプランを比較し、切り替え後の活用方法までトータルでサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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