記事公開日
リニアモーターカーについて!!

台湾の台北駅から高尾駅まで台湾新幹線を利用すると1時間半の所要時間です。現在の台湾の発展は、この1時間半を実現したことで、台北と台中、高雄の3大都市が一体化した状態になり、台湾経済は飛躍的に発展しました。3駅だけでなく、途中駅も新幹線の恩恵を受け、工場が作られ、人口が増加し、発展しています。
ここで、日本に目を向けます。日本も東京、名古屋、大阪と3大都市圏がありますが、新幹線は、東京から新大阪まで「のぞみ」で2時間22分かかります。時間的には、近くなりましたが、台湾のように大都市圏の一体化にはやはり、1時間半圏内が欲しいところです。現在工事中のリニアモーターカーを利用すれば、1時間半の壁を超えることができます。リニアモーターカーを利用すれば、東京から名古屋が40分、新大阪まで1時間7分で着きます。ここまでくると、3大都市圏が一体化し、日本の経済効果は計り知れません。京浜工業地帯と中京の工業地帯、京阪の工業地帯が一体化し、オフィスが分散化します。東京一極集中はなくなり、大阪副首都構想どころか名古屋も副首都構想に入ってしまいます。また、東京と大阪の間の都市も台湾のように東京、名古屋、大阪と一体化し発展するものと思います。当初、東京、名古屋間を2027年に開通する予定でしたが、工事の遅れ、コロナの影響、資材の高騰などが重なり、2030年代に延期になりました。リニアモータカーの設置駅の周辺自治体は恩恵を受けるので、今のうちに駅周辺の開発、会社や工場の誘致などやるべきことを実施しておく必要があります。台湾新幹線の途中駅を参考にするとよいかもしれません。
今回は、日本に飛躍的な発展の可能性を秘めるリニアモーターカーについて、考察してみたいと思ってます。
目次
- リニアモーターカーについて
- 世界のリニアモーターカーに関する状況について
- 日本のリニアモーターカーに関する状況について
- 中小企業のリニアモーターカー時代に関する対応ついて
- アドバンス・キド株式会社からのご提案
1.リニアモーターカーについて
リニアモーターとは。軸のない電気モーターのことをいいます。一般的なモーターが回転運動するのに対し、リニアモーターは基本的に直線運動をします。ここでいう直線とは、端のない環状ではない、というような意味合いであり、ガイドに沿って曲げることもできます。
リニアモーターの動作の原理は、フレミング左手の法則に基づいてます。一般的に永久磁石が配置された固定子(ステータ)と、コイルが巻かれた可動子(ムーバ)で構成されます。可動子のコイルに電流を流すと磁界が発せし、固定子の磁石との間にローレンツ力(吸引力や反発力)が生じます。この電磁気的な力を推進力として、可動子が直線方向に動きます。電流の向きや強さを制御することで、可動子の位置や速度、加速度を精密にコントロールすることができます。
2. 世界の状況について
中国では、全長30.5kmと短い区間ですが、ドイツから導入されたリニア「トランスピッド」が2002年に上海の西郊外・竜陽路と浦東国際空港を結ぶ足として導入されました。同リニア路線は当初、上海市内や近隣都市まで延長されるプランがありましたが、実現しないまま現在に至ります。私も2005年に日立製作所の社員として上海に出張しましたが、当時は、リニアモーターカーの故障が多く、運休していたので、バスで国際空港から上海の街に行ったのを覚えてます。
また、日本は、リニアモーターカーをアメリカに売り込んでます。ワシントンとニューヨークを結ぶ計画です。この区間は、高速鉄道アセラが走ってますが、現在、3時間かかってます。リニアモーターカーを導入すると、1時間でこの区間を走れます。また、ニュウーヨークとワシントンの間には、フィラデルフィア、ボルティモアという都市があります。この経済インパクトは、大きいです。
3.日本の状況について
時速500キロで走る予定のリニア中央新幹線は、磁力で進む「リニアモーターカー」です。JR東海では、実験線でリニアモーターカーに試乗できる企画を年に数回実施してます。実験施設は、山梨県都留市にあります。ここを起点に富士山の山麓を東西に走る総延長42.8キロの実験線があります。現在、試験に用いられている車両は、2020年に導入された「LO系改良型」です。走行試験では、2015年に有人走行で「時速603キロ」を出して、ギネスブックに記録されてます。2015年の時点で営業線として必要な技術開発は終了しましたが、その後も継続して、営業運転に近い環境で走りこむことで、コスト低減や耐久性の向上を図ってます。特に大きな進展店を見せたのは、「高温超電導磁石」と呼ばれる技術です。マイナス255度までの冷却で超電導現象を発生させるもので、液体ヘリウムが不要になって、省メンテナンス、低コスト化が実現できる状況になってます。今は、長期耐久性の検証をしています。そもそもリニア中央新幹線導入の目的は、東海道新幹線が東南海地震で使えなくなったら、どうしよう??という考えから、東海道新幹線とは別ルートで走るという計画で始まってます。また、輸送量の大幅アップも期待されてます。
そして、冒頭で述べたように東京、名古屋、大阪を一つの経済圏にする大都市圏構想があります。
4.中小企業の対応について
リニア中央新幹線が実現するのは、もう少しかかりますが、リニア中央新幹線の駅がある自治体は、地域活性化を今から、推進すべきだと思います。東京、大阪、名古屋が近くなっただけでなく、ビジネスマンが働く場所や工場が設置しやすい場所の整備、ネットワーク網、教育、住宅、学校の充実は必須です。自動運転タクシーの充実や、自動運転バスの導入なども積極的に取り入れて、街つくりをするとよいと思います。街の核となるスポーツスタジアムがあるともっと良いですね。街全体を高速通信できるネットワーク網を敷設し、進出してくる工場のために電力を多く使える環境を作らないといけません。ソーラーパネルを街の家々の屋根やビル、学校の屋上などに設置するのがよいと思います。できれば、ペロブスカイト型太陽光発電のシートを普及して頂けると、強い日本にする第1歩になると思います。中小企業の皆さんには、リニアモーターカーの止まる駅の周辺への進出を検討したり、その土地の情報化提案をしたりすると面白いと思います。
5.アドバンス・キド株式会社からのご提案
リニア中央新幹線は、品川駅から名古屋駅の間で6駅、名古屋駅と新大阪駅の間で3駅作る予定です。この途中駅を基点に自動運転バスや自動運転タクシーを走らせて、場所のギャップを埋めていきましょう。そのためには、街を情報化しないといけません。街の周囲の情報を集約化して、魅力的な情報を流すことを、リニアモーターカーが来る前に実施しておかないといけません。カギは街全体の情報化です。そのためには、皆様の会社についても情報化を推進する必要があります。情報化の投資をする費用を捻出するのは、固定品の削減で考えましょう。固定費と考えられている電気代については、アドバンス・キドが現在の電気料金の無料診断します。電気代の削減効果が確認できると思います。
ホルムズ海峡の封鎖やロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのレバノン攻撃など、世界情勢がこれからどうなるのか不安要素がありますが、我々は、正面から突破していくしかありません。
堂々と正面から突破すれば、明るい未来が開けてきます。
一歩前へ進みましょう。
以 上

