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コラム

記事公開日

スタジアム、アリーナを活用した街の活性化!!

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 2025年825日の日本経済新聞に「「感動」が新たな地域創生に」、「ジャパネットホールディング、1000億円投じスタジアムの街」「「顧客目線」徹底410万人来場」というタイトルの記事が掲載されてました。私も日立時代にアメリカのシスコシステムズ社と一緒にスタジアムの情報化を提案していましたので、スタジアムを活用した街づくりには関心を持ってます。

 長崎は、これからスタジアムを作る他地域の良いモデルになっていると思ってます。アメリカやヨーロッパでは、スタジアムを中心に街を造っている場合が多いです。防災面でも優れた街づくりだと思います。記事の内容は、公共施設として実施する場合は、市民を含む多数の関係者の合意形成が難しいので、非上場の「ジャパネットたかた」が出資する形で実施した今回のスタジアムは、リスクはあるがやり易かった面もあるとのことです。工場跡地を再開発した長崎スタジアムは、2万人収容のサッカースタジアムの他、バスケットBリーグの試合場になるアリーナやオフィス、ホテル、商業施設で構成されてます。公共財の役割も担うサッカースタジアムやアリーナは行政が建設して、企業が運営する公設民営が多いのが実情です。長崎の様に企業自らが建設して運営する「民設民営」は珍しいケースです。民設民営としては、他に4軒あります。エスコンフィールド HOKKAIDO(北海道)、LaLa arena TOKYOBAY(千葉県船橋市)、GOLDEN ARENA KOBE(神戸市)、アシックス里山スタジアム(愛媛県今治市)です。

 「ジャパネットたかた」の高田社長は、民設民営でなければ、本件に取り組まなかったと言ってます。高田社長は、つくる側と運営する側が同じだからこそ、新しいアイデアが生み出せる環境を重視した様です。ジャパネットたかたは、この事業に新聞のタイトルにある通り、1000億円を1企業で投じてます。施設の様々なところでコスト削減を図りながら、付加価値を生み出す取り組みもしています。素晴らしい取り組みで長崎の街の活性化に寄与してます。
 今回はスタジアムを軸にした街の活性化の話しができればと思ってます。

 目次

  • 現在のスポーツ施設の状況について
  • スタジアムを活用した街づくりについて
  • 世界の動向について
  • スタジアム(アリーナ)を軸にした地域活性化について
  • アドバンス・キド株式会社からのご提案

 
1.現在のスポーツ施設の状況について

 一昔前と比べると、現在の状況は非常に良いと思ってます。昔は、競技施設は交通の便が悪い、郊外の離れたところというのが一般的でした。今でもその名残を感じるスタジアムやアリーナもありますが、サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるエディオンピースウィング広島は、街中にあり、地域の活性化に貢献し、男子、女子ともにサンフレッチェ広島の試合の応援に行きやすいこともあり、入場者数も増えてます。街を元気にするスタジアムです。広島はマツダスタジアムも広島駅のすぐ近くにあり、スポーツの街として、他の地域に一石を投じてます。広島東洋カープやサンフレッチェ広島が勝つと、街全体に活気が出てきます。

 他にも佐賀バルーナーズのホームアリーナである佐賀アリーナや琉球ゴールデンキングスのホームアリーナである沖縄サントリーアリーナ、アイスホッケーチームである東北フリーブレイズのホームアリーナである「FLAT HACHINOHE」、また、千葉駅の近くの千葉公園内にある屋内型自転車競技施設「TIPSTAR DOME CHIBA」は競輪場の他、公園内で自転車を楽しめる核としての施設として、地元の活性化の役に立っています。このようにポツポツと長崎のスタジアムを筆頭に地元に密着し、地域活性化の起爆剤を目指したスタジアムが全国各地にできつつあります。

 2.スタジアムを活用した街づくりについて

 私がスタジアムと街づくりが一緒だと気づいたのは、アトランタ・ブレーブスのスタジアムをシスコシステムズに紹介された時でした。アトランタのダウンタウンから30分の距離にあるトゥルーイスト・パークは、スタジアムを中心に街をつくってます。60軒のバー、レストラン、ショッピング街、ホテル、3600席のライブ・ネイション・コンサートホールがあります。野球以外でも楽しめる街になってます。街全体が最新のテクノロジーでカバーされ、最先端の情報化の街としても機能し、来場者の満足度を高めてます。

 日本では、北海道のエスコンフィールドHOKKAIDOが似たような街づくりをしています。エスコンフィールドHOKKAIDOの周囲は、徐々に街らしき姿を現してきています。

 街中にスタジアムを作って、街の活性化に役だっている例としては、広島のエディオンピースウィング広島があります。広島では、スタジアム単体で考えるのではなく、街全体で底上げをする開発計画を展開し、多様なステークホルダーの関与をうまく調整し、事業スキーム、ハード、ソフト両面における多くの新たな試み・仕掛けをしてます。広島の街全体に最新のテクノロジーが入るともっと面白くなりますね。

 

3.世界の動向について

 ヨーロッパでは、広島で行われている街中スタジアムの構想が一般的です。早くから都市環境層、アーバンツーリズムの道具として、サッカー及び競技場を位置付けており、多機能スポーツ複合施設を造ってます。複合化の空間構成については、スタジアムの他、商業施設、オフィス、住宅を造ってます。住宅は、低所得者向け住宅や学生、高齢者向け住宅など、街の再生の一環として住宅を設計している場合が多いです。また、商業施設は、スタジアムと最寄り駅の途中につくる場合が多いです。

 4.スタジアム(アリーナ)を軸にした地域活性化について

 広島、長崎が良い例になると思いますが、スタジアム単体で考えるのではなく、街全体で人が活動することを考えて、街づくりをすると良いと思ってます。スタジアムやアリーナが、街と一体となって、情報共有をし、勝ったら、街に繰り出すというのはもちろん、負けても街に繰り出す、試合が無くても街に繰り出すことを考えていかないといけないと思ってます。そのためには、街中にネットワーク網を張り巡らし、試合情報はもちろん、住民に必要な交通情報や気象情報、ニュース、選手の情報などがあると良いと思ってます。

 また、試合を見たら、ポイントをデジタル発行して頂き、ポイントを周囲の店で使える様にするのも良いと思います。広島、長崎が活用しているのかはわかりませんが、私が思うに地域通貨を使ったらよいと思います。使う自由度が広がります。住民の方には、健康志向になって頂き、一日1万歩を歩いたら、10ポイントもらえるとか、スタジアムに来たら5ポイントもらえるとか、ゲーム感覚でお金を流通させて、人々の動きを活発化し、地域を元気にするのが良いと思ってます。

 5.アドバンス・キド株式会社からのご提案

 お住いの地域にスタジアムやアリーナの構想があれば良いですが、恵まれた環境になくても、お店の場合は、まずは、ネットワーク環境を整える必要があります。といっても、いきなりネットワーク環境を整備する費用を捻出するのは、厳しいと思います。そこで、アドバンス・キド株式会社では、まずは電気代の見直しをして、固定費を削減し、ネットワーク環境の整備費を準備します。たまに、PayPayや楽天Payなどのバーコード決済をしようとすると、ネットワーク環境が悪く、使えないお店があります。これでは、現金を持たない人たちは、買えなくなり、機会損失になります。この状況を無くしましょう。
 また、試合情報や交通情報、気象情報をデジタルサイネージを使って、外を歩いている人たちにアピールするのも良いと思います。
 アドバンス・キド株式会社では、AI防災情報サービスを取り扱ってます。SNSで流れた地域の情報をAIが瞬時にフェイクニュースか真実のニュース化を見きわめ、整理して、指定地域の情報をピンポイントでお伝えします。
 大事なのは、街全体で取り組むことです。子供たちが元気な地域は、街全体が盛り上がります。皆さん、明るい活気ある地域を作りましょう。                                                    

                                     以   上

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