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コラム

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介護施設の電気代を削減するには?規模別の平均費用や使える補助金を解説

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 介護施設の運営では、人件費に次いで「水道光熱費」、特に電気代が大きな負担となっています。
 特別養護老人ホームや有料老人ホームでは、入居者様の健康と快適な暮らしを守るため、24時間365日、空調や照明を稼働させ続けなければなりません。
 本記事では、介護施設の規模別平均電気代や最新の補助金情報を分かりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

介護施設の電気代・水道光熱費はどれくらい?

 まずは、自施設のコスト構造が適正かどうかを判断するために、業界の平均的な水準を確認しましょう。

【施設種別】電気代の平均費用イメージ(特養・老健・有料老人ホーム)

 独立行政法人福祉医療機構(WAM)等の経営分析データによると、介護施設の水道光熱費は施設の規模や形態によって異なります。

特別養護老人ホーム(特養)

 1床あたり月額約10,000円〜15,000円前後です。重度者が多く、医療機器の使用や徹底した空調管理が必要なため、比較的高めになる傾向があります。

老人保健施設(老健)

 1床あたり月額約12,000円〜18,000円前後です。リハビリスペースなどの共用部が広く、照明や空調の稼働面積が大きいためコストがかさみます。

グループホーム・小規模多機能

 家庭的な環境のため単価は抑えられますが、規模が小さいため「高圧電力」ではなく割高な「低圧電力」契約となっているケースが多く、結果的に電気代の単価が高くなっている場合があります。

介護事業における水道光熱費の売上対比率

 一般的に、介護事業収入に対する水道光熱費の比率は、平均して4.5%〜6.0%程度と言われてきました。
 しかし、近年の燃料調整費高騰や再エネ賦課金の上昇により、この比率が7%〜8%台まで跳ね上がっている施設も少なくありません。利益率が低い介護業界において、この数%の上昇は経営の持続可能性を脅かす深刻な問題となっています。

なぜ高い?介護施設の電気代が高騰する原因

 なぜ、オフィスビルや一般家庭に比べて介護施設の電気代は高くなりやすいのでしょうか。構造的な要因を理解することが対策の第一歩です。

24時間365日の空調管理が必須(入居者の安全最優先)

 最も大きな要因は、高齢者の健康を守るための空調管理です。
 高齢者は体温調節機能が低下しているため、夏場の熱中症や冬場のヒートショックを防ぐ必要があります。そのため、居室だけでなく廊下やトイレなどの共用部に至るまで、24時間体制で一定の温度を保たなければなりません。オフィスのように「夜間は全館停止」といった運用ができないため、ベースとなる使用量が圧倒的に多くなります。

空調・給湯・医療機器による消費電力の内訳

 介護施設のエネルギー消費内訳を見ると、一般的に以下のような構成になっています。

空調(暖房・冷房)

 全体の約40%〜50%を占めます。施設全体を24時間快適に保つため、最も電力を消費する項目です。

給湯:約20%〜30%

 全体の約20%〜30%を占めます。入浴介助や清拭で大量のお湯を使用するため、一般的な建物よりも給湯にかかる電力が大きくなります。

照明・その他:約20%

 全体の約20%を占めます。医療機器、見守りセンサー、ナースコールシステムなどが含まれます。
 特に「空調」と「給湯」で全体の7割以上を占めています。ここを効率化できるかどうかが、コスト削減の鍵となります。

介護施設で使える省エネ関連補助金

 老朽化したエアコンや給湯器を最新の省エネ機種に入れ替える際、国や自治体の補助金が活用できる場合があります。

省エネ設備更新に使える主な補助金(国・自治体)

省エネルギー投資促進支援事業費補助金(省エネ補助金)

 経済産業省が管轄する大型補助金です。空調、給湯器、LED照明などの設備更新に対して、費用の1/3〜1/2程度が補助されます。

社会福祉施設等施設整備費補助金

 厚生労働省や自治体が管轄しています。施設の創設や大規模改修に伴う設備投資に対して補助が出る場合があります。

自治体独自の省エネ補助金

 各都道府県や市区町村が独自に、LED化や空調更新への助成を行っているケースがあります。例えば、東京都の「地産地消型再エネ増強プロジェクト」などが該当します。

補助金活用のメリットと注意点

 補助金は返済不要の資金が得られる大きなメリットがありますが、以下の点に注意が必要です。

申請の難易度

 公募期間が短く、複雑な申請書類やエネルギー計算が求められます。専門知識がないと対応が難しい場合があります。

初期費用の負担

 原則として「後払い」のため、工事費の全額を一時的に施設側で立て替える必要があります。資金繰りへの影響を考慮しなければなりません。

採択の不確実性

 予算上限があるため、申請しても必ず採択されるとは限りません。計画的な資金準備が求められます。

設備投資なしで大幅ダウン!電力会社の切り替えが最も効果的

 「補助金申請は手間がかかる」「今すぐ初期費用なしでコストを下げたい」そうお考えの施設様にとって、最も合理的で即効性のある方法が「新電力への切り替え」です。

新電力への切り替えで年間最大30%削減も可能

 2016年の電力自由化以降、介護施設も自由に電力会社を選べるようになりました。
 地域の電力会社から新電力へ契約を切り替えるだけで、送配電網や電気の質(安定性)はそのままに、基本料金や従量料金の単価を下げることができます。設備投資や初期費用は一切かかりません。入居者の方々の快適性を一切損なわずに、コストだけをスリム化できる唯一の方法です。

低圧電力・高圧電力どちらも対応!最適なプラン選定の重要性

 介護施設は規模によって契約種別が異なります。

高圧電力・特別高圧

 特別養護老人ホーム、老人保健施設、大型の有料老人ホームなどが該当します。

低圧電力

 グループホーム、小規模多機能型居宅介護、デイサービスなどが該当します。
 アドバンス・キドでは、低圧・高圧どちらの施設形態でも対応可能です。夜間の使用が多い施設の特性や設備稼働状況(デマンド値)を分析し、お客様の電気使用状況に応じて最適な電力プランをご提案します。

よくある質問

Q. 介護施設の電気代は、一般家庭と比べてどれくらい高いですか?

 介護施設の電気代は、一般家庭の数十倍から数百倍になることが一般的です。24時間365日の空調管理や給湯、医療機器の稼働が必要なため、使用量が圧倒的に多くなります。例えば、50床規模の特養では月額50万円〜75万円程度かかるケースもあり、一般家庭の月額1万円前後と比べると大きな差があります。施設の規模や設備によって金額は変動しますが、電気代が経営を圧迫する大きな固定費となっているのが実態です。

Q. 介護施設に適した電気料金プランは何ですか?

 介護施設には、24時間稼働の特性を考慮した新電力の「業務用プラン」が適しています。また、施設の規模や使用パターン(デマンド値)によって最適なプランは異なるため、専門業者に相談し、自施設に合ったプランを選定することをおすすめします。

まとめ

 介護施設の経営において、電気代の削減は単なる経費節減ではなく、利益体質を強化するための重要な経営戦略です。特に電力会社の切り替えは、現場のスタッフに新たな負担をかけることなく、入居者様の生活の質(QOL)を守りながら固定費を確実に削減できる最善の方法と言えます。どのくらい電気代のカットができるのかというご相談も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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