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法人電気代値上げ、5月一段と!!

2026年5月1日の日本経済新聞に「法人電気代上げ、5月一段と」「中東緊迫で燃料高騰」「東電、まず4月に1割」「電力6社、今期3割減」のタイトルの記事が掲載されました。また、同じ5月1日の記事で「ホルムズ正常化 早くても7月」というタイトルの記事が掲載してます。内容は、大手電力の法人向けの値上げが本格化すること。中東情勢の緊迫による燃料高などの影響が価格に反映することです。この流れを受けて、既に東京電力ホールディングは燃料高を速やかに電気代に反映できるようしくみを改め、4月に約1割値上げをしました。九州電力では一部で5月ごろから値上げをする予定です。この電気代値上げの流れが続くと、企業業績への影響が広がりそうです。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続き、電力市場価格や燃料価格が上昇してます。
法人向けの電気料金の仕組みは、電力会社によって、詳細は異なる仕組みですが、電力や燃料価格の変動が時間差で反映されることが一般的です。
今回は、電力市場について、考察してみたいと思ってます。
目次
- 電力市場について
- 世界の電力市場について
- 日本の電力市場について
- 中小企業の電力市場に関する対応ついて
- アドバンス・キド株式会社からのご提案
1.電力市場について
日本の電力市場の正式名称は、日本卸電力取引所(JEPX)といい、東京電力管轄や関西電力管轄、東北電力管轄、北海道電力管轄、中部電管轄、中国電力管轄、九州電力管轄、四国電力管轄、北陸電力管轄、沖縄電力管轄があります。
この取引所があるため、安定した電力量と価格水準を実現できます。30分間隔で市場に電気代の価格を反映し、電気を売り買いできる電力市場です。
JEPXは、電力の自由化の発展により、多様な発電事業者や小売電気事業者が参入する中で、公平かつ透明性のある取引の場を提供してます。
現在では、数百社にのぼる会員(発電事業者・小売電気事業者など)が参加し、日本国内の電力市場のj価格形成を担う重要な機能を果たしてます。
2. 世界の電力市場について
2026年2月28日にアメリカとイスラエルがイランに対して大規模な軍事攻撃を実施し、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡付近の全船舶に通航禁止を通告した。封鎖前は、1日平均約95隻が通航していた海峡は実質的に封鎖状態になりました。現在、一部のイラン関連の船舶や特定国籍の船舶はイランの承認を得て、通航するケースが散見されます。
ヨーロッパでは、天然ガスへの依存度が高く、ホルムズ海峡封鎖の影響でエネルギー価格が高騰してます。そのため、たとえばスペインの電気は、再エネの割合が高いですが、それでも影響を受けています。
また、日本では実施してませんが、エネルギー不足により世界の20か国では、自家用車の利用制限をしています。
その他、日本、韓国、バングラディシュ、フィリピン、タイ、パキスタン、ドイツ、イタリアでは、石炭火力発電の稼働を高めるといった計画があります。
3.日本の電力市場について
東京電力は4月分の料金から、燃料費の変動を翌月に反映する制度に変更しました。5月以降はさら値上がりする見通しです。東京電力の小早川社長は、「昨今は(燃料費などの)変動が大きい状態にあります。電気代が上がる場合も下がる場合も、調達価格を速やかに反映する必要がある」との話をしています。また、中部電力は従来の3~5か月前に平均の燃料価格を反映する制度にしました。関西電力は夏から値上げをする予定です。一部の顧客には、6月の請求分から4月以降の市場価格高騰を踏まえ、5月に比べて、1キロワット時あたり、0.6円値上げする予定です。九州電力は、1部で1.5か月以上前の相場が反映され、夏にかけて値上が本格化します。
4.中小企業の電力市場に関する対応について
今後の電気代は、上がる傾向にあります。そのため、電気代を安く抑える努力をいまからしておくのが、良いと思います。
屋根に遮熱塗装をするのもひとつの策だと思います。まだ蛍光灯を使っているなら、LED蛍光灯に替えると電気代は下がります。
空調機器については、冷媒に使うフロンガスを環境にやさしい代替液に替えると空調の消費電力が低くなるので、お勧めです。初期費用は掛かりますが、月々の電気代を考えると、検討の対象になると思います。
財政的に余裕があれば、太陽光発電のパネルや蓄電池を設置することもお勧めします。
5.アドバンス・キド株式会社からのご提案
皆さんの電気代の内訳に「再生可能エネルギー発電促進賦課金」略して「再エネ賦課金」と呼ばれている項目が含まれてます。この費用が2026年3月までは、1kwhで3.98円でしたが、4月から1kwhで4.18円になってます。来年の3月までは、昨年度よりも0.2円高い価格で請求されます。再エネは、すでに皆さんの4月からの電気代に反映されてます。この他、これから上がるのが、燃料調整費です。東京電力は4月から1割上げているみたいですが、6月から本格的にあがります。
この対策としては、やはり電気をなるべく使わない、自前で発電して作るのが、地球温暖化が進んでいるこれからの社会は、持続可能な社会を目指す必要があります。
そのための初期投資の資金は、固定費の削減で作りましょう。電力会社を切り替えることを検討してください。現在、東京電力や関西電力のような地域電力のほか、新電力は700社あり、どの電力会社を選べば安くなるのか、保守メンテナンスは大丈夫か?など不安でいっぱいだと思います。たまに、お客様の請求書を見て、どうしてこんなに高いのだろう??と理解できない電力会社もあります。また、お客様が請求書の内訳を見てもわからないのを見越して、途中から燃料調整費が妙に高くなっている電力会社もあります。
是非、アドバンス・キド株式会社に電気代の見直しの診断をさせてください。
下がるかどうかは、調べないとわかりませんが、下がるようなら切り替え提案をさせていただきます。
これからの時代は、地震や暴風雨などの防災、ミサイルが飛んでくるかもしれません。そのための、対策を立てておきましょう。

